カリフォルニア人、主に男性の癖かと思うんですが、やたらと"Dude"を多用します。最近は周囲の連中に毒されて自分も言うようになってきてしまいましたが、よく考えるとあまり意味がよく分かってないのかも、というか翻訳するなら何になるんだろう、と思ったので、しばし考えてみました。
用例としては、文章のはじめにつく場合、終わりにつく場合、それに感嘆詞のように単独で使われる場合があると思います。例を挙げるとしたら、"Dude, I have 3 midterms today" "Come on, dude" "Dude!"くらいなものでしょうか。
そして対訳ですが、大抵のケースにおいて"dude" と "man"は相互入れ替え可能なので、そのあたりから攻めてみたいと思います。"Man"は当然男性を指しますので、「男」で置き換えてみます…と思いましたが、やる前から意味不明な文章になるのが目に見えているので、もうひとひねりして「野郎」でやってみましょう。「野郎、今日3つも中間試験があるぜ」「こいよ、野郎」「野郎!」…いまいちですね。安っぽいギャングな雰囲気がします。
しかし少々近いところに来ている気がするので、もう一工夫して「コノヤロ」でやってみます。「コノヤロ、今日3つも中間だよ」「来いコノヤロ」「あっコノヤロ!」…けっこうしっくり来てしまいました。なんだかビートたけしみたいですな。Dudeは英語でのたけし口調だったんですねぇ。
しかしこう考えてみると、Dudeはあまり良い言葉ではないですね。まぁ知識としては知ってましたが、考えてみると本当に、場合によってはすごく失礼な感じに聞こえます。同僚の女性が「Dudeって呼ばれるの本当に嫌なのよね」とのたもうていたのがよくわかります。女性に大して何だコノヤロじゃ確かに失礼ですよね。今後は気をつけるようにしないと…。